【4月26日 Xinhua News】中国・貴州省(Guizhou)の貴陽税関はこのほど、同省の今年第1四半期(1~3月)の茶葉輸出額が前年同期比24・1%増の2236万元(1元=約15円)となり、引き続き急速で安定した成長を保ったことを明らかにした。

 貴州省は茶の中心的な原産地で、低緯度高海抜で日照量が少なく、雲や霧が多いため、汚染のない茶産地として知られる。茶産業は現在、同省43県の主要産業となっており、茶畑の面積が1万ムー(約667ヘクタール)以上の郷・鎮は233カ所に達している。

 貴陽税関は、同省茶産業の「生産量を減らさず、生産額を増やし、輸出を拡大する」との今年の目標を実現するため、10項目の茶葉輸出支援措置を打ち出した上で、茶葉の輸出が直面している課題や問題点に対し、企業の届け出手順の最適化や通関所要時間の短縮、訓練指導強化など6項目の措置をさらに改善した。また、輸出茶葉生産企業の「審査認可制から届け出制への変更」や「届け出証明書の長期有効」の改革を行い、税関のワンストップ式監督管理計画を打ち出すとともに、茶企業に対し、地元で通関手続きするよう指導し、会社の売り上げに占める輸出の比率を上げていく。(c)Xinhua News/AFPBB News