F1興行主、一部チームに資金援助 選手権の「生態系」を保護
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【4月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の所有権を持つ米リバティメディア(Liberty Media)のグレッグ・マフェイ(Greg Maffei)最高経営責任者(CEO)は23日、選手権の「生態系」を保護すべく一部のチームに資金援助を行うことで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による経済的打撃を緩和していると明らかにした。
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マフェイCEOは、F1からの分配金に大いに頼りながら生き残っているチームに対して、未公表の金額を支給したと述べた。2020年シーズンのF1は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による危機が世界中に拡大して以降、開幕から9レースが中止または延期となる混乱状態に陥っている。
シーズンが再開される際には無観客でレースを開催する可能性が浮上している中、マフェイCEOはビデオ会見で今季のF1は利益を得るのが難しいかもしれないとの認識を示し、「無観客でレースを行うことになれば、明らかに収益性が低くなり、あるいは全く利益が出ない可能性もある」とすると、「われわれは2020年シーズンに向けて潤沢な資金があるかもしれないが、その一方で特にF1からの最低保証がなく、F1の分配金が主要な資金源となっているチームは、これからコストを負担することになる」と述べた。
「すでに一部のチームに対して、われわれは前払いしている。さらに今後もそうするケースがあるかもしれない。助けを必要とする可能性があるチームの橋渡しをするために、他にもわれわれにできることはあるだろう。これが必ずしもオープンな小切手であるとは考えていない」
「われわれは各チームに支払い能力がある状態を確実にしたい。なぜなら、彼らは2020年と2021年、そしてその先もレースを成功させていくために必要だからだ」「そのためにも、われわれはどのように始めるか慎重に考える必要がある。それはわれわれにとってだけでなく、F1の生態系にとって良いことだ」
その一方でマフェイCEOは、F1上層部には今のところどのようにシーズンの幕を開けるか具体的なアイデアはなく、関係者がさまざまなシナリオに備えて計画していると強調した。(c)AFP
