【4月23日 Xinhua News】中国広西科技師範学院に通うミャオ族の梁孟香(Liang Mengxiang)さん(21)は、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)融水(Rongshui)ミャオ族自治県杆洞郷(Gandong)党鳩村(Dangjiu)で生まれた。

 同村は人里離れた貧しい村で、現在40歳以上の女性のほとんどは、学校に通ったことがない。「普通話(標準中国語)」の読み書きができないことは、貧困化の主な理由の一つだった。

 一連の教育政策の実施により、ここ数年、この地域の全ての子どもたちは、さらに高い水準の教育を受けられるようになった。梁さんもその一人だ。

 地元の担当部門は貧困対策の一環として今年2月から、同村桂黔烏英(うえい)ミャオ寨で、大学生を採用して主婦らに標準中国語を教える言語習得プログラムを試験的に実施している。新型コロナウイルス感染症の拡大により村にとどまっていた梁さんも、標準中国語の「教師」に応募し、村の女性たちに教えている。

 梁さんは「村の女性たちの標準語が日々上達していくので、とてもうれしい。もっと多くの人が標準中国語を学べるようになってほしい」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News