【4月22日 Xinhua News】中国吉林省(Jilin)延辺(Yanbian)朝鮮族自治州では多くの朝鮮族の人々が暮らしている。朝鮮族は歌や踊りに優れた少数民族で、文献には数十種類の楽器に関する記載が残っている。この地域はかつて楽器作りが盛んだったが、職人の高齢化や後継者不足などにより、次第に衰退していった。

 長年、楽器の製造に携わってきた趙基徳(Zhao Jide)さんは1999年、延吉市(Yanji)民族楽器研究所を設立、朝鮮族の伝統的な民族楽器や道具の研究、開発、生産に従事してきた。研究所には現在、楽器の製造や技術の習得に励む職人が20人近く在籍しており、研究所が製作、改良する楽器や道具は40種類余りに上る。年間生産量は1万点を超え、世界中から注文が届いている。(c)Xinhua News/AFPBB News