【4月29日 CNS】中国・貴州省(Guizhou)遵義市(Zunyi)の桐梓駅(Tongzi)で16日、新型コロナウイルス感染対策として行われる乗車前の「貴州健康コード」の検査待ちで列をつくる人たちの姿が見られた。

 貴州省遵義市と重慶市(Chongqing)を往復する5630/5629号普通列車は、全行程312キロメートルを10時間余りかけて走り、皆から「緑皮汽車」と呼ばれている。この列車は山間部を縫うように走り、乗車券の価格は一番高くて23.5元(約350円)、一番安いのは2元(約30円)だ。

 沿線には25の駅と多くの山村があり、行商したり、親せきや友人を訪ねたり、通学したり、今でも沿線住民の重要な交通手段だ。国内のウイルス感染状況が好転するに伴い、列車も徐々にもとのにぎわい、忙しさを回復しつつある。(c)CNS/JCM/AFPBB News