【4月22日 Xinhua News】中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)にあるアルチン山国家級自然保護区では近年、生息する高原三大有蹄(ゆうてい)類のチルー(チベットカモシカ)、ノヤク、チベットノロバの個体数が大幅に増加している。

 最新の統計によると、同保護区内のチルー、ノヤク、チベットノロバの三大有蹄類の個体数は、2010年頃の計5万頭前後から、現在では10万頭近くまで増加した。

 同保護区職員は連日、赤外線カメラが撮影した映像を確認する際に、多くのユキヒョウ、ヒグマ、バーラルなど野生動物の姿を目にしている。

 総面積4万5千平方キロの同自然保護区は、平均標高が4580メートルで、原生状態に近い高原生態系を維持している。現在保護区内には、51種の絶滅危惧種の動物が生息している。(c)Xinhua News/AFPBB News