【4月21日 AFP】国連総会(UN General Assembly)に出席した加盟国193か国は20日、今後開発される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のあらゆるワクチンに、「公平かつ効率的、そして時宜にかなった」アクセス権を求める決議案を、全会一致で採択した。

 この決議はまた、世界保健機関(WHO)が担う「極めて重要なリーダー的役割」を強調している。WHOは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への対応をめぐり、米国をはじめとする各国政府からの批判にさらされている。

 メキシコが作成し米国の支持を得た決議案は、COVID-19と闘い、民間企業も含めた協調を増進するために必要な「科学的な国際協力」を強化することも訴えた。(c)AFP