【4月20日 Xinhua News】在ナイジェリア中国総領事館は17日、同国の経済のハブであるラゴス州政府に対し、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)と闘うのに必要な資金9万1千ドル(1ドル=約108円)と、感染を防ぐための医療物資を提供した。

 在ラゴス中国総領事館は、ナイジェリア華人華僑協会の協力の下、マスク1万2千枚、防護服100着、非接触型の体温計2千台、手術用手袋2千組、消毒用アルコール1550本、人工呼吸器1台を寄付し、小切手とともに運輸委員会のフレドリック・オラデヒンデ会長に渡した。

 ナイジェリアの中国人女性協会の周君(Zhou Jun)会長は、受け渡しに際して「新型コロナの世界的な大流行は地球規模の課題。中国の政府と市民は、引き続きナイジェリアやラゴス州と共にこの病気と闘っていく」と話した。

 これを受けて、オラデヒンデ会長も中国の政府と各企業に謝意を表し、新型コロナの拡大と闘う州政府の取り組みに役立つはずだと述べた。物資は今後、新型コロナとの闘いの最前線にいる医療従事者へ届けられるという。(c)Xinhua News/AFPBB News