武漢市全域が「低リスク地域」見直しに、でも湖北省の警戒は緩めず
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【4月21日 CNS】中国・湖北省(Hubei)の新型コロナウイルス感染対策指揮部は19日、感染症対策と経済発展を総合的に推進していくと発表した。武漢市(Wuhan)礄口区(Qiaokou)の中リスク地区から低リスク地区への見直しに伴い、武漢市全域は低リスク地区となったことなどを挙げている。
ただ、湖北省は引き続き感染症に対する警戒を緩めず、対策の要求を引き下げず、国外からの流入と国内の再発を阻む方針を堅持する。比較的長い期間、感染症対策を常態化する準備を行い、管理ポイントを抑えなければならないとしている。
■農産品交易市場、スーパーなどは客の流れを制限
楊雲彦(Yang Yunyan)副省長によると、18日より、湖北省全省の全ての県・市を低リスク地区とする。しかし、国外からの流入を阻止して国内の再発をはばみ、外に流出させないとする情勢は依然として継続しており、公共の場所での管理の手は緩めないという。映画館、雀荘、ゲームセンター、ネットカフェ、バー、カラオケ、室内プールなど密閉された娯楽・レジャー施設の経営は再開しない。
農産品交易市場、商業店舗、スーパー、ホテルなどは客の流れを制限し、顧客に対してセルフショッピング、セルフ支払いなどを推奨し、効果的に待ち時間と行列時間を短縮し、人の集合を減らすとしている。
空港、鉄道駅、ふ頭や公共交通については、人員配置と機器の配備を強化することで、科学的に搭乗時間を調整し、乗客の待ち時間と行列時間を短縮するよう求めた。
武漢市では、引き続き体温検査、出入時の登録・検査を厳しく行う。店内の食事や娯楽・教育イベントはしばらく再開させず、密集による感染防止、発熱外来の管理を強化し、患者の診察、スクリーニングなどを厳格に行い、核酸検査を強化するとしている。(c)CNS-新京報/JCM/AFPBB News