【4月19日 Xinhua News】中国石油化工集団(シノペック、SINOPEC)傘下の燕山石化で15日、医療用マスクの重要材料「メルトブロー不織布」の生産ライン2本を建設する第2期工事が完了し、稼働した。第1期工事で完成した2本の生産ラインと合わせ、1日当たりの生産能力がマスク1200万枚を製造できる12トンに達した。

 16日午前8時までの累計で、同社のメルトブロー不織布の生産量は245・39トンに達し、そのうち医療用KN95マスク専用の不織布が17・97トン。国内のマスク生産原料の不足を一段と緩和できるとみられる。

 燕山石化は合成樹脂分野で川上と川下が一体化した強みがあり、メルトブロー不織布の原料をすべて自社で生産できる。第2期工事の生産ラインは国産化率が大幅に向上し、特にコア設備は国内製品を採用している。(c)Xinhua News/AFPBB News