【4月18日 AFP】国際スケート連盟(ISU)は17日、今季のフィギュアスケート世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2020)、ショートトラック・スピードスケート世界選手権(ISU World Short Track Speed Skating Championships 2020)、そしてシンクロナイズドスケーティング世界選手権(ISU World Synchronized Skating Championships 2020)について「中止の決定」を発表した。

【写真特集】フィギュアスケーターのビフォーアフター

 ISUはコメント文で、「悪化している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をめぐる状況や、公的機関の措置、そして物流上の課題を踏まえ、2020年4月16日に開かれたオンライン会議において、ISU評議会は保留となっていた2020年世界選手権の延期は不可能であると判断した」と説明した。

 各世界選手権の当初の日程はショートトラックのスピードスケートが3月13日から15日、フィギュアスケートが同16日から22日、そしてシンクロナイズドスケーティングが4月3日から5日までとなっていた。

 さらにISUは、「先の見えないCOVID-19の危機の進展と、それが国際スポーツ大会の開催に与える影響」を考慮し、2020-21シーズンのスケジュールについて今月28日に会議を開く意向であると補足した。

 国際スケートのシーズンは通常9月に開幕し、翌年3月の世界選手権まで開催される。(c)AFP