【4月19日 Xinhua News】中国では4月に入り、新型コロナウイルスの感染拡大が抑制され、上海市の観光地の再開率も70%を超えた。同市郊外にある800年の歴史を持つ嘉定古城では、今年も花々が見頃を迎え、古城河のほとりにある嘉定紫藤園がこのほど一般開放を再開した。

 嘉定紫藤園は30年余り前、上海市嘉定区と日本の岡山県和気町の友好都市提携を記念して設置された。園内に植えられている藤のほとんどは、当時の藤本道生町長が寄贈し、貴重な品種も多い。開園以来、中日両国の園芸職人が丹精を込めて世話をしており、同園の藤の花は嘉定観光の見どころとなっている。

 観光客の安全を確保するため、同園では厳格な感染対策を講じ、園内の人数をリアルタイムで記録し、人の密集を避けるようにしている。(c)Xinhua News/AFPBB News