【4月18日 Xinhua News】中国・福建省(Fujian)南平市(Nanping)浦城県には、陶磁器の原料が豊富にあり、地元の磁器生産に有利な条件をもたらしている。同県の大口窯は北宋時代の中・後期に生産が始まり、南宋時代に栄えた。

 同窯の磁器は青白磁が中心で、素地は白く、緻密で硬い。他にも青釉や醤釉、黒釉、褐色や緑の釉下彩を焼成している。型押し文様や彫り文様などの装飾手法が用いられ、小さく精巧な作りに定評がある。種類も豊富で、日用食器から女性の化粧用具、文房具から動物の形をした玩具まで一通りそろっている。(c)Xinhua News/AFPBB News