【4月16日 AFP】米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ(Anthony Fauci)所長は15日、北米でのプロスポーツリーグを再開するためのカギは、無観客の競技場で試合を行うことだと語った。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)における米国の対策調整を支援しているファウチ氏は、信頼度の高い抗体検査と迅速な結果もスポーツ再開には極めて重要であると述べている。

 写真・動画共有アプリの「スナップチャット(Snapchat)」で放送された番組の中でファウチ氏は「開催する方法はある」と発言。「競技場には誰も入れない。試合を行いたいところにある大きなホテルに(選手たちを)泊まらせる」

「選手をしっかりと観察下に置き続け、選手同士や家族が感染しないよう、毎週のように検査を受けさせる。そしてシーズン終わりまでプレーをさせる」

 これまでに米国で2万8000人がなくなっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、国内のスポーツリーグは行き詰っている。

 米プロバスケットボール協会(NBA)はファウチ氏の提言したような形式で、ラスベガス(Las Vegas)かバハマで今季を再開させることを思案している。(c)AFP