中国のレジェンドがナンバー改造選手を擁護「解雇されるほど悪くない」
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【4月17日 AFP】サッカー中国代表の歴代最多得点者である郝海東(Haidong Hao、ハオ・ハイドン)氏は16日、愛車のナンバープレートを不正に改造していたことが発覚し、中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande FC)を解雇されたFW于漢超(Hanchao Yu)を擁護した。
元中国代表カク氏は、「選手たちを道具のように扱った」として、不動産開発企業である恒大集団(Evergrande Group)の会長で億万長者として知られる許家印(Xu Jiayin)氏を批判した。
政府系メディアが、中国サッカーの評判を落としたとして于を責め立てたのに対し、中国版ツイッター(Twitter)の「微博(ウェイボー、Weibo)」で750万人のフォロワーを持つカク氏は、「どうか労働法を尊重してほしい。于漢超の振る舞いは解雇されるほど悪いことじゃなかった」と記した。
歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知られるカク氏は、許会長が于と握手している写真を用い、「あなたのチームの選手を道具のように扱わないでほしい」と続けた。
ナンバープレートの「E」の文字を「F」に改造している映像が14日に流出し、その数時間後に解雇された于は議論の的になっている。
33歳の于がなぜプレートを改造していたのかは不明だが、登録番号に基づいてドライバーを制限する交通規制を免れようとしていたのではないかと報じられている。
微博でトレンドになった#EvergrandesackedYu(恒大が于を解雇)というハッシュタグは4億3000万人のユーザーに見られ、激しい議論に火をつけた。(c)AFP