【4月16日 Xinhua News】中国海関(税関)総署の報道官で、統計分析司の司長を務める李魁文(Li Kuiwen)氏は、14日の記者会見で、1月末に英国が欧州連合(EU)から正式に離脱し、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)間の貿易総額に影響を与えたと話した。2020年第1四半期(1~3月)、英国のEU離脱の影響も重なり、ASEANは1154億1000万元(1元=約15円)の貿易額でEUに代わり、中国首位の貿易パートナーに躍進した。中国証券報が伝えた。

 次に挙げる4大要因がASEANの躍進に寄与した。

 ①第1四半期、中国・ASEAN間の集積回路輸出入額の大幅増は、貿易総額を3.3ポイント押し上げた。世界半導体産業チェーンの一部として、中国とマレーシア、シンガポール、ベトナムなどASEAN加盟国との集積回路貿易は盛んになっている。第1四半期、ASEANからの集積回路輸入額は前年同期比25.8%増の1056億5000万元で、ASEANからの輸入総額の23.4%を占めた。ASEANへの集積回路輸出額は28.0%増の427億5000万元で、ASEANへの輸出総額の7.9%を占めた。

 ②ASEANとのエネルギー協力・貿易が加速し、中国・ASEAN間の貿易総額を1.7ポイント押し上げた。第1四半期、中国・ASEAN間の原油輸入・石油製品輸出の合計額は、対ASEAN貿易額を1.3ポイント押し上げ、石炭輸入は0.4ポイント押し上げた。

 ③ベトナム、マレーシアとの輸出入が主力となり、中国・ASEAN間の貿易総額を5.6ポイント押し上げた。第1四半期、ベトナムとの輸出入額は18.0%増で、その規模はASEAN加盟国の首位に立ち、全体の25.8%を占めた。伸び率はASEANとの貿易全体を11.9ポイント上回った。また、マレーシアとの輸出入額は7.6%増えた。

 ④中国ASEAN自由貿易協定(ACFTA)改定議定書の発効も、ASEANへの農産物輸出を促した。加盟国間の全面発効に伴い、原産地規則、貿易通関規定、サービス貿易、投資などの分野のハードルが引き下げられ、自由貿易の効果が発揮され、農産物貿易の発展を促している。第1四半期、ASEANへの農産物輸出額は8.4%増の284億5000万元に達し、ASEANへの輸出総額を0.4ポイント押し上げた。うち、新鮮な果物・ドライフルーツとナッツ類は31.2%増、茶葉は40.4%増、缶詰は28.4%増だった。 (c)Xinhua News/AFPBB News