【4月23日 People’s Daily】「中国側は世界保健機関(WHO)がリーダーシップを発揮し、科学的・合理的な感染防止・抑制措置を定め、感染症の国境を越えた拡大の阻止に尽力することを支持する」。先日開催された新型コロナウイルス感染症への対応を協議するG20(20か国・地域)の臨時首脳会議で習近平(Xi Jinping)国家主席は重要演説を行い、国際組織が役割を果たすことへの積極的な支持を表明した。中国が肝要な時において示した大国としての責任感、感染を防止・抑制・阻止する闘いに力を尽くすために注入した重要な力を世界は共に目にした。

 人類は苦楽を共にする運命共同体だ。公衆衛生上の突発的事態が来襲するたびに、緊急対応には国際協調が不可欠であり、特に国際組織が役割を果たすことが必要とされてきた。WHOは衛生問題を担当する国連の専門機関であり、突発的な感染症の早期検査・警戒、感染防止・抑制措置の調整、診療法の共有および国際的な支援実施において重要な使命を担っており、リスクを共に担い、安全を共に享受する世界公衆衛生緊急メカニズムの構築において重要な役割を果たしてきた。現在WHOは国際社会による新型コロナウイルス感染症への共同対処の調整に尽力している。これには複数の研究所の始動、世界検査ネットワークの早期構築、国際的な力の動員、科学研究とイノベーションの取り組みの加速、国連の基金および協力パートナーとの新型コロナウイルス感染症団結対応基金の共同発起、基本衛生サービス指針の発表等が含まれ、関係する国際・地域組織と共に積極的な指導力を示している。

 グローバル・ヘルス・ガバナンスに積極的に関与し、世界の公衆衛生事業に貢献することは責任であり義務でもあり、人類共通の利益にかなう。新型コロナウイルス感染症への対応を協議するG20の臨時首脳会議での合意には世界の望みがかかっている。各国はWHOを含む国際組織と共に各自の責務の範囲内で必要なあらゆる行動を取るべく尽力することを約束し、感染症との世界の闘いの行動の調整におけるWHOの責務をさらに強化することを支持し、約束した。これにはWHOの「新型コロナウイルス戦略的防止・対処プラン」の資金不足を速やかに補填(ほてん)し、WHOの新型コロナウイルス感染症団結対応基金、感染症防止・イノベーションアライアンス、およびグローバル・ワクチン免疫アライアンスに資源を提供することが含まれる。積極的な約束をしっかりと実行に移すことが極めて重要だ。

 グローバル・ヘルス・ガバナンス分野で、中国は終始多国間主義を提唱し、実行し、国際組織の役割発揮を積極的に支持してきた。新型コロナウイルス感染症の発生後、中国は一貫してWHOと緊密に協力してきた。WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は声明で「中国が感染症を発見し、ウイルスを分離し、ゲノムを解析し、かつWHOおよび世界と共有したスピードの速さは深い感銘を与えるものであり、言葉では形容できない」と述べた。WHOの専門家チームによる武漢(Wuhan)視察、WHOと中国の合同専門家視察チームによる活動、経験の共有、物資支援のいずれにおいても、中国はWHOの活動を断固として支持してきた。中国はWHOに2000万ドル(約21億5260万円)を寄付し、WHOが感染症と闘う国際行動を組織・実施することを支持して、「世界の団結と互助の精神を体現する」善行とたたえられた。

 世界中に拡大する感染に打ち勝つには、強大な力を結集しなければならない。「国連創設以来最大の試練を前に、国際社会はより力強く有効な対応をする必要がある。団結・一致して初めて、この危機に共に打ち勝つことができる」。国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は先日再び国際社会にこう呼びかけた。国連が直面する試練は、国際社会共通の試練である。団結・協力して初めて、人類は勝利を制する力を得て、生命の安全を共に守ることができる。(c)People's Daily/AFPBB News