【4月26日 People’Daily】「武漢市(Wuhan)は2か月余りの隔離からよみがえった」「武漢の封鎖解除は中国全体にとって重大な象徴的意義を持つ」。国際世論は武漢の封鎖措置が4月8日に正式に解除され、段階的に市外への交通が再開していることに非常に注目している。

 あの緊迫した時期に、中国が人口1000万人台の都市に対して封鎖措置を果断に講じて、人々の生命の安全と身体の健康に高度に責任を引き受ける姿勢を体現し、力を集中して大きな事業を行う制度的優位性を体現し、優れた指導能力、対処能力、組織動員能力、貫徹実行能力を体現したことを、人々は銘記している。決戦・決勝の地における一分一秒を争う中国の行動は、責任ある大国のイメージを見せ、国際社会の高い称賛を得た。

 武漢は感染症との闘いという特殊な時期において世界が中国を認識する窓となった。「武漢の大通りには一人もいない。だが一つ一つの窓の後ろには、感染症対策に協力する市民がいる。中国は驚異的な集団行動力と協力精神を見せた」。世界保健機関(WHO)事務局長上級顧問のブルース・エイルワード(Bruce Aylward)氏は「一人一人の中国人が強い責任感と奉仕の精神を持ち、感染症との闘いに貢献したいと思っている」と感動して語った。

 速やかな武漢封鎖は、中国と世界のために貴重な時間を稼いだ。各国の専門家は、まさに中国の力強い措置が、感染拡大曲線を著しく変えたとの認識で一致している。雑誌「ネイチャー(Nature)」電子版に先日掲載された米英中の共同研究報告によると、武漢の外出禁止令によって他の都市の急速な感染拡大は平均2.91日遅れ、中国全体の新型コロナウイルス感染者数を96%減らした。2月中旬までに、この措置によって国際的な感染拡大が80%近く減り、感染の封じ込めに極めて重要な役割を果たした。「われわれは彼らに感激し、彼らの協力に感謝している。彼らのした事は、自らの(自国の)国民を守っているだけでなく、世界の他の国々の人々も守っている」「われわれは武漢市民の貢献を認識する必要がある。世界はあなた方に借りがある」「中国の人々の粘り強さと奉仕は、新型コロナウイルス感染症の拡大を極めて大きく遅らせた」。WHOは武漢市民への称賛と感謝をこのように表明した。

 武漢の感染症との闘いにおける成果は、感染症の真っただ中にある世界各国の人々を奮起させた。感染症の生じた多くの国々が積極的に中国の経験を参考にし、「武漢モデル」を模倣し、交通管制、臨時医療施設の建設などの措置を講じた。「武漢は人々が予知できないポスト・ウイルス時代という未来を知る窓を提供した」とブルームバーグは先日報じた。権威ある医学誌「ランセット(The Lancet)」は「中国政府の巨大な公衆衛生投入がすでにおびただしい数の人の生命を救うことに成功したことを示す証拠がある。各国の政界要人は中国の経験から学ぶことができる」と指摘した。フランス国家公衆衛生委員会の委員長は「中国の隔離措置は非常に良い成果を挙げ、フランスにとって重要な参考となった」との認識を示した。

 武漢の感染症との闘いが重要な成果を挙げたことに、世界各国の人々が勇気づけられている。人類運命共同体の理念を堅持し、団結・協力して感染症と闘いさえすれば、感染症の暗雲は最後には払われ、人類は最後には生気に満ちあふれる春を迎えることを、人々は完全に信じることができる。(c)People's Daily/AFPBB News