【4月15日 AFP】イタリア・ローマの警察は、新型コロナウイルス対策として実施されている外出制限に違反したとして、カメを散歩させていた60歳の女に罰金400ユーロ(約4万7000円)を科した。

 公式統計によると、イタリアでは2月以降、新型ウイルスによる死者が2万人を超えており、パンデミック(世界的な大流行)のさなかの外出には正当な理由が必要。犬の散歩は正当な理由とみなされているが、カメの散歩はそうではないようだ。

 ローマ警察は、「正当な理由なく屋外にいた60歳の女を拘束し」、罰金を科したと発表。女はカメと散歩していたという。

 同警察のヌンツィオ・カルボーネ(Nunzio Carbone)氏はAFPに対し、女が「正当な理由なく」屋外にいたため、罰金400ユーロを科したと説明した。

 カルボーネ氏によると、カメはピザくらいの大きさで、リードでつながれてはいなかったという。(c)AFP