【4月15日 Xinhua News】中国科学院蘇州生物医学工程技術(医用生体工学)研究所の汪大明(Wang Daming)研究員が率いる研究チームはこのほど、新型コロナウイルスの核酸スピード検査システムを開発した。このシステムは常温保管・輸送が可能で、45分前後で結果が分かる。機器は比較的小さく、携帯に便利で、即時検査が可能。

 説明によると、検査の平均時間は45分。核酸の抽出・純化が不要、PCRでの増幅も不要で、処理液で直接病原体を分解し、同時に標的となる核酸を放出し検体中の目的の核酸に対する定性判断を可能にした。試薬キットは常温で保管、輸送ができ、コールドチェーンへの依存度を最大限下げた。この技術は検査の時効性、生産財の取得容易性、検出の簡便性、試薬の環境適応性などの面で優れているという。(c)Xinhua News/AFPBB News