【4月15日 AFP】男子テニスのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は14日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)によって、フランス語を上達させる機会を得たと明かした。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行によってシーズンが中断になる中、世界ランキング6位のチチパスはギリシャに帰国している。

 同国のキリアコス・ミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)首相らと電話会談した21歳のチチパスは「いつもより長く家族と過ごし、これまでする時間がなかったことに手をつける機会」と話した。

「具体的に言えば、今は毎日少しずつフランス語を勉強しようとしている。ずっとしたかったが、なかなか時間がなかったから今はチャンス」

 チチパスを含む同国の著名アスリートと言葉を交わしたミツォタキス首相は、封鎖期間中に自宅でエクササイズを行うよう人々に促した選手たちに謝意を表した。

「この試練は、習慣を変え、終わった頃には今までより強くなるチャンスだ。人々は健康的な生活の重要性を学ぶだろう。自宅で軽いジョギングをするといった、こうした状況でもできるエクササイズが再注目されるかもしれない」

 ミツォタキス首相によれば、4月の新型コロナウイルス対策がうまく進めば、5月からは「スポーツ活動の増加を含め」日常生活が徐々に再開するかもしれないという。(c)AFP