【4月14日 AFP】米アラバマ州の警察は13日、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)などでプレーした元QBのタバリス・ジャクソン(Tarvaris Jackson)氏が、交通事故で亡くなったと発表した。36歳だった。

 アラバマ州法執行機関局(Alabama Law Enforcement Agency)の担当者によれば、ジャクソン氏は12日の午後9時前に同州モンゴメリー(Montgomery)南部で愛車のシボレー・カマロ(Chevrolet Camaro)を運転していたところ、道を外れ木に激突したという。負傷したジャクソン氏は地元の病院で死亡が確認された。

 シーホークスのQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)は、「Tジャック(ジャクソン氏の愛称)…。あなたがいなくなるなんて寂しい。ご遺族のためにお祈りする。愛している」とツイッター(Twitter)につづった。

 シーホークスのピート・キャロル(Pete Carroll)ヘッドコーチ(HC)は、「タバリス・ジャクソンは愛されたチームメート、競技者、シーホークだった」とコメントした。「深く惜しまれる。彼が亡くなったという知らせを聞いて胸を痛めている。ご遺族とご友人にお悔やみを申し上げる」

 ジャクソン氏は、ウィルソンの控えとして2014年にスーパーボウル(Super Bowl XLVIII)制覇を経験。9シーズンにわたるプロキャリアの中ではミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)でもプレーし、2015年シーズン限りでシーホークスを退団。近年は指導者としてキャリアを積み、2019年にテネシー州立大学(Tennessee State University)のQBコーチに就任した。(c)AFP