【4月15日 Xinhua News】中国ではここ数年、桜の人気がますます高まっている。今年、各地の観光地や企業は新型コロナウイルス感染症対策期間中、時間帯予約やライブ配信、オンライン予約販売などのサービスを打ち出し、「桜経済」を盛り上げた。

 上海市はインターネット技術を利用して観光客の安全を確保している。公園を訪れる観光客は、事前に入園時間を指定した上で入園券を予約購入する必要がある。公園の入り口では健康状態に異常がないことを示す緑色の「随申コード」を提示し、第5世代移動通信システム(5G)を搭載したサーモグラフィー検温所で体温が正常であれば入園できる。

 インターネット技術により、まだ遊びに出かけられない人々も桜の花の美しさを体感できるようになった。上海市や江蘇省の南京、無錫両市、湖北省武漢市などにある観光地や学校は、続々と桜のライブ配信を始めた。5Gやクラウドコンピューティングといったテクノロジーにより、人々はスマートフォンやパソコンで「オンライン花見」を体験した。

 桜に関連した商品の販売も、次第に活発化している。スターバックス中国は昨年に続き、桜フレーバーのコーヒーや桜と猫をモチーフにしたマグカップなどの商品を販売している。(c)Xinhua News/AFPBB News