【4月24日 People’s Daily】中国共産党中央政治局常務委員会は最近の会議で、次世代通信規格5Gネットワークやデータセンターなど「新型インフラ」建設を加速させる方針を表明した。経済の下向き圧力に対抗し、世界の科学技術と産業の変遷を深く分析した上の戦略的選択だ。

 AI(人工知能)、ロボット、IoT(モノのインターネット)など現在の世界は第4次産業革命のまっただ中にある。そのため新型インフラを迅速に進めることが必要だ。短期的には新型コロナウイルスがもたらした悪影響を乗り越え、長期的には産業の構造改革を実現し、飛躍的に発展させる大きなチャンスとなる。

 鉄道、道路、港湾、空港といった従来型インフラに比べ、5Gネットワーク、クラウドコンピューター、AIなどの新型インフラは研究開発を進めながら投資を呼び起こし、産業構造のレベルアップをもたらすことができる。専門家の推計では、2020年は5Gネットワークの大規模建設期にあたり、60万以上の基地局が整備され、年内には主立った地方都市すべてが網羅される見込みだ。この基礎のもと5Gビジネスの歩調を加速し、垂直型産業との融合発展を強化し、産業レベルを押し上げていく。デジタル技術、インテリジェンス技術は従来型インフラを改造して投資規模の拡大ももたらす上、国民経済の質、量と利益をさらに高める。新型インフラと従来型インフラの有機的統一は、新型コロナウイルスの影響を克服し、経済の強靱(きょうじん)さを高め、発展に向けた潜在力を解放する助けとなる。

 中国は5G技術、インターネット、ビッグデータ、AIなどの技術と強大な製造業を結合すれば、さらなる革新性と競争力を獲得できる。中国はその点で巨大な優位性を備えている。5Gインターネット、インターネットビッグデータ、クラウドコンピューターセンター、工業インターネット、IoTなどの構築は、我が国の情報・スマート技術開発と、産業化発展の基礎を打ち固め、国際的競争力を高めることになる。

 新型インフラを推進することは、供給サイドの構造改革にもつながる。秩序立てて新型インフラを促進し、各地区、各部門のプロジェクトの監督と調整を強化することで、不満が生まれるのを防ぎ、供給と需要を結合させていく。さらに貨幣政策と財政政策を支えるため、新型インフラプロジェクトを的確にサポートし、融資コストを低減して、社会から広く投資を呼び込んでいく。また、特別債券の発行を拡大し、投資を最適化し、資金を確保する。

 新型インフラを促進するのは、中国経済に新たなエネルギーを注入し、社会主義経済制度の優越性を発揮するためである。国有企業に新型インフラ整備でしかるべき役割を発揮させ、積極的に民間経済の要素を吸収することで、混合所有制経済の効果を十分発揮できる。同時に、政府と市場の関係を正しく調整して市場調節機能を十分に発揮し、新型インフラの発展エネルギーの根を深くしていくことが大事だ。さらに政府がその役割を発揮し、企業利益と社会的利益、局部的利益と全体的利益、短期的利益と長期的利益の関係を調整することで、新型インフラを健全な発展の道につなげることができる。(c)People's Daily/AFPBB News