【4月13日 Xinhua News】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)の野生動物の数が、継続的な保護策によって大幅に増加していることが分かった。現地の森林当局が明かした。

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 現地の野生生物保護学会が1990年代に発表した数字と比べると、チルー(チベットカモシカ)の数は5~7万頭から20万頭以上へ、チベットノロバは5万頭から9万頭に増加。国家1級重点保護動物のオグロヅルは1000~3000羽から8000羽へ、ノヤクは1万頭へ増加。ユキヒョウ、アルガリ、バーラルの生息数も大きく増えた。

 チベット自治区は数十年にわたって野生動物保護の取り組みを続けてきた。規制や法律を施行して、野生動物だけでなく、動物に生活が左右される現地住民のことも考えた環境改善を実現。自然保護区の指定や、繁殖施設や観測所、保護ステーションの建設などに13億元(1元=約15円)以上を投資し、うち6億4000万元近くは野生動物の被害や影響を受けた住民への補償金に充てた。

 現地の森林当局は、今後は野生動物の保護法や観測態勢、感染症対策をさらに強化し、病気を早期に警告する仕組みを確立したいと話している。(c)Xinhua News/AFPBB News