【4月12日 AFP】ドイツで、101歳の女性が誕生日を迎えた娘に会いに行こうと介護施設を抜け出し、警察に保護されていたことが分かった。地元警察が7日、明らかにした。
 
 ドイツでは全土が2週間以上にわたってロックダウン(都市封鎖)下に置かれており、高齢者の介護施設では、入居者への感染を防ぐために外部からの訪問が制限されている。

 ドイツ北部のブラウンシュワイク(Brunswick)警察は、介護施設の非常口から抜け出し、郊外にある娘の家を捜している途中で道が分からなくなったこの女性を保護した。

 女性は娘と同居していると主張したが、警察官はこの話の信ぴょう性を疑ったという。

 警察官が女性を家に連れて行くと、女性の娘が母親は2週間前に介護施設に入居したばかりで「娘に会えないことをひどく寂しがっていた」という。

 警察によると、女性は介護施設に戻る前に、安全のためパトカーの窓越しに娘と会うことができたという。(c)AFP