【4月12日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の黄埔税関は9日、同税関がこのほど、複数の輸出チャネルから違法性のある虚偽申告が行われた感染対策物資や、医療機器製品登録証明書を取得していない医療物資を押収したことを明らかにした。押収品には50万枚余りのマスクが含まれている。

 同税関が管轄する東莞税関によると、同税関職員が越境電子商取引(EC)の輸出品の「化粧箱」「弁当箱」「ゴムひも」などとして申告された複数の貨物を検査したところ、貨物の中にマスク40万枚と医療用防護服985着、新型コロナウイルス検出キット240セット、非接触型体温計3個、人工呼吸器1台などの感染対策物資が隠されているのを発見した。

 また、黄埔税関が「スライドレール」として申告された貨物を検査したところ、実際の中身は食品や紙コップなどで、コンテナの底部にマスク15万3000枚が隠されているのを発見した。

 同税関はすでに、これらの貨物を法に基づいて押収し、処理部門に移管。貨物に対してさらなる処理が進められている。(c)Xinhua News/AFPBB News