【4月11日 AFP】グーグル(Google)とアップル(Apple)は10日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)抑制に向けた取り組みとして、スマートフォンを利用して感染者の接触を追跡する技術を共同開発すると発表した。スマホを通じてウイルス流行の追跡と封じ込めを目指す取り組みに、携帯端末向けの2大基本ソフト(OS)が動員されることになる。

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 発表によると、両社は感染者と接触した人物を特定しユーザーに通知する「接触追跡」システムを共同開発する。アップルの「iOS」とグーグルの「アンドロイド(Android)」を搭載するスマホはこのシステムを通じ情報を交換することが可能となる。利用はユーザーの事前承認が必要な「オプトイン」形式となる。

 両社は第1段階として来月、iPhone(アイフォーン)とアンドロイド携帯が公衆衛生当局の提供するアプリを通じ情報を共有できるようにするAPIを公開する。両社は今後数か月かけてブルートゥース(Bluetooth)技術を利用した端末同士の情報交換システムを共同開発するとしている。

 両社は共同声明で「世界が直面する最も差し迫った問題を解決する上で、アップルとグーグルは力を合わせる必要性を痛切に感じています」と記している。(c)AFP