【4月11日 Xinhua News】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は8日、最新型スマートフォン「HUAWEI P40シリーズ」のフラッグシップモデル発表会で、新サービス「銀聯標準ファーウェイカード」を発表した。中国証券報が伝えた。

「銀聯標準ファーウェイカード」は、ファーウェイが中国のカード決済サービス大手、中国銀聯(China UnionPay)や提携銀行と協力して開発したキャラクタリスティクデジタル銀行カードだ。デジタルカードと実体的カード両方の特性を備え、同社が中国銀聯と提携して展開するスマホ決済サービス「ファーウェイペイ」を統合した商品となっている。カード所有者は世界中の中国銀聯の決済ネットワークを通じ、オンライン・オフラインで手軽に利用できる。ファーウェイカードの登場は伝統的なクレジットカードの使い勝手を刷新し、利用者に利便性の高いカードの使用体験をもたらすとみられる。

 ファーウェイカードは顧客本位の姿勢を打ち出しており、カード所有者向けに利用額に応じたキャッシュバック、初年度の年会費免除、ファーウェイのアプリ利用権、空港ラウンジや高速鉄道駅VIPルームの利用という四つの特典を設けている。今後は重点業界や業者との提携を進め、デジタル銀行カード決済のエコシステム構築に取り組み、所有者に多彩でユニークな特典を提供していく方針だ。

 また、デジタル銀行カードの境外(外国と香港・マカオ・台湾)での発行に関する協力を積極的に探り、境内・境外のカード所有者に一体的な体験を提供していく考えだ。

 中国銀聯は、モバイル決済業界の各方面と手を携え、引き続きフィンテック分野でのイノベーションと決済アプリの導入を進めていくとし、決済業の全面的な高度化に向けて重要かつ新たな原動力を提供していく意向を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News