【4月10日 AFP】米大リーグ(MLB)、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)の元スター選手であるジョシュ・ハミルトン(Josh Hamilton)容疑者が、昨年9月に娘と口論した際の児童虐待の罪で正式に訴追された。同国の複数メディアが8日に報じた。

 38歳のハミルトン容疑者について、テキサス州検察は意図的に子どもの身体に危害を加えた傷害容疑により、米刑法に基づいて第3級重罪で訴追した。ダラス(Dallas)のテレビ局CBSDFWなどの報道によると、この事件は同容疑者と14歳の娘との間に起きたものだという。

 ハミルトン容疑者は昨年10月30日にこの事件への関与で自首しており、17歳未満の未成年者とはいかなる接触も持たないことを条件に保釈された。弁護人は保釈の際に、「ハミルトン氏は容疑に関して無実であり、法廷で潔白を証明する意向である」とのコメント文を発表していた。

 一部報道によると、ハミルトン容疑者は口論の際に娘をののしり、水のボトルを投げつけて上半身に命中させたという。さらには、娘に向かって椅子を放り投げたり、手で脚をたたいたりした疑いが持たれている。

 ハミルトン容疑者はレンジャーズ時代の2010年シーズンに打率.359、32本塁打、100打点を記録する活躍を見せ、ア・リーグ最優秀選手(MVP)に選出された。(c)AFP