【4月11日 CNS】中国・上海の民間シンクタンク「胡潤研究院(Hurun Research Institute)」が6日、「新型コロナウイルス感染症の2か月を経た世界の企業家の富豪番付変化の特別報告」を発表した。

 中国の大手IT企業「騰訊(テンセント、Tencent)」の馬化騰(ポニー・マー、Pony Ma)最高経営責任者(CEO)が初めて中国トップ富豪になった。資産は2か月で7%減少し、阿里巴巴集団(アリババグループ・ホールディング、Alibaba Group Holding)の創始者・馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)氏の2900億元(約4兆4700億円)に並んだ。ジャック・マー氏の方の資産減少は9%だった。

 世界百強企業家の最近2か月の資産損失は2兆6000億元(約40兆円)で、総額の13%に当たり、過去2年半の間で生み出した財産が消し飛んだことになった。そのうちトップ10人の損失は1兆4000億元(約21兆5600億円)だった。百強企業家の中で、この2か月で資産を増やしたのはわずか9%で、86%が資産を減らし、5%は横ばいだった。

 中国の長者番付を調査する「胡潤百富(Hurun Baifu)」の胡潤(ルパート・ フーゲワーフ、Rupert Hoogewerf)董事長は「中国の証券市場は米国、欧州に比べ感染症の影響を低く抑えることができ、相対的には勝ち組となっている。新型コロナウイルス感染の爆発以前は、世界で10億ドル(約1089億円)以上の資産を持つ企業家は2816人いたが、この2か月の世界的な株価暴落を経て、この人数が20%減った」と話す。

 同報告によれば、百強のうち9人だけが過去2か月で資産を増やし、全員が中国の企業家だ。

 また、3月31日までの2か月間で、百強企業家の中で中国人が6人増え、最も増加した国になった。インドは3人減少、米国は2人減少している。現在の百強のうち米国は34人、中国は29人だが、2か月前は米国36人、中国23人だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News