【4月9日 People’s Daily】「中国側は人類運命共同体の理念を堅持しており、各国と感染防止・抑制の有益な手法を共有し、治療薬とワクチンの共同開発を行うとともに、感染の拡散した国々にできる限りの支援を行いたい」。習近平(Xi Jinping)国家主席が新型コロナウイルス感染症への対応を協議するG20の臨時首脳会議で行った重要演説は、世界の人々の視線を、高度に責任を担う中国の行動へと引き付けた。中国は終始積極的に感染症との闘いにおける国際協力を促進し、人道主義精神に基づいて他の国々を支援し、生命を尊重する大きな愛をはっきりと示している。

 自国民の生命の安全と身体の健康をしっかりと守るには人道主義精神が不可欠であり、感染を防止・抑制・阻止する世界の闘いに勝利するにも同様に人道主義精神が不可欠だ。感染症を前に、直ちに世界の協同行動を起こさなければならない。中国は国内の感染防止・抑制で挙げた段階的で重要な成果を基礎に、国際人道主義精神に基づき、世界にできる限りの支援を行っている。イラン、イラク、イタリア等の国々に医療専門家チームを派遣し、120の国と4つの国際組織に感染症対策物資を支援し、180以上の国、10以上の国際・地域組織と感染防止・抑制のノウハウを共有している。中国は新中国成立以来、支援期間が最も集中し、最も広範にわたる緊急人道主義行動を起こしている。国際社会は「これは真の人道主義援助だ」「中国の医師は人道主義精神を体現した。中国の医師に敬意を表する」と次々に称賛している。

 雪中に炭を送り、人々の心を温かくする。セルビアのアレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領やハンガリーのオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相は自ら空港へ行き、中国の医療専門家チームと支援物資を出迎えた。カンボジアの首相は中国の医療専門家チームがプノンペンに到着したことをインターネットで生放送し、60万人が視聴した。イタリアのルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)外相は中国の医療専門家とその携えてきた支援物資を「イタリアを救う」と評価した。国際社会の称賛は「中国の現在行っている事が正しく、中国の支援が示した国際人道主義精神は大いに尊敬される」ということを存分に物語っている。

 対外支援を始めてから70年、中国は終始国際主義と人道主義の精神に基づき、数多くの途上国や自然災害、重大な感染症の脅威にさらされた国々にできる限りの支援を行ってきた。インド洋大津波、西アフリカのエボラ出血熱、ネパールの巨大地震など人類の生命の安全を脅かした多くの突発的事態のいずれにおいても、中国は真摯(しんし)に緊急人道支援を行ってきた。友人が災難に遭っている時に袖手傍観することは絶対になく、支援の手を差し伸べる時に私利を挟むことは絶対にない。これが中国の義だ。 西側の一部の者が狭隘(きょうあい)な地政学的計算および傲慢(ごうまん)と偏見に基づき、中国の人道主義救援を歪曲(わいきょく)し、中国の善行のイメージを悪くするのが、全く人道主義精神を汚すものであることを見極めるべきだ。

 人々至上、生命至上の価値観を感染防止・抑制・阻止する世界の闘いにおいて終始貫くべきだ。団結と協力は最も力強い武器であり、国際人道主義精神を一段と重視すべきだ。各国が生命を守るという大義を堅守し、イデオロギーの違いを乗り越え、団結し、行動を起こしさえすれば、国際協力を全面的に強化する過程において強大な力を結集し、人類と重大な感染症との闘いに手を携えて勝利することができる。(c)People's Daily/AFPBB News