【4月8日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2020)の主催者は7日、新型コロナウイルスの影響により、今季第7戦のイタリアGPと第8戦のカタルーニャGPを延期したと発表した。

 イタリアGPは5月31日、カタルーニャGPは6月7日にそれぞれ決勝レースが予定されていたが、開催の先延ばしが決まった。現時点で新たな日程は未定となっている。

 前週には第5戦のスペインGPと第6戦のフランスGPの延期も発表していた主催者は、「常に状況が変わる中で、開催可能な時期が具体的になるまでは、先日のフランスGPとスペインGPを含む一連のGPレースの新日程を決めることはできない」とし、「再編されたカレンダーをできるだけ早く発表する」と続けた。

 今季のMotoGPは、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で3月8日に決勝が予定されていた開幕戦カタールGPが中止になり、第2戦から第4戦のタイGP、米国GP、アルゼンチンGPはいずれも延期となった。

 それに伴い、主催者のドルナスポーツ(Dorna Sports)はシーズンの終了を11月29日まで2週間延長し、延期になったGPをシーズン後半に組み込みたいと考えている。

 イタリアGPとカタルーニャGPの延期に伴い、現時点での開幕戦の予定は6月21日に決勝が予定されているドイツGPとなっている。(c)AFP