【4月7日 Xinhua News】中国電子商取引(EC)大手アリババグループ(Alibaba Group)の創業者、馬雲(ジャック・マー、Jack Ma)氏が設立した「馬雲公益基金会」と「アリババ公益基金会」は6日、医療物資をアフリカ54カ国へ再び寄付すると発表した。呼吸器500台、検査キット100万セット、防護服と防護マスク20万枚、非接触型体温計2000個、手袋50万組が含まれる物資はすでにアフリカに向かっており、迅速に届けられるという。

 支援物資はエチオピア到着後、同国のアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相とアフリカ疾病予防対策センター、国連世界食糧計画(WFP)によってアフリカ54カ国に提供される。

 同基金はこれより前の3月16日、アフリカ54カ国の各国にマスク10万枚、防護服千着、防護マスク千枚、検査キット2万セットを提供するとともに、アフリカ各国の医療機関と連携して新型コロナウイルスの臨床と治療のオンライントレーニング資料を提供し、アフリカの感染拡大防止を支援すると表明していた。

 馬氏は中国の短文投稿サイト、微博(ウェイボー、Weibo)の個人アカウントで、「現在われわれは一面火がついた森林で共に暮らしており、傍観やパニック、無知、消極的態度、でたらめな行動は無責任だ。行動を起こさなくてはならない」と表明した。(c)Xinhua News/AFPBB News