外出制限下の一人暮らし、「触れ合い」なくさず健康な生活送るには?
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■パンデミック後の不安
新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が落ち着いた後の他人との触れ合いに不安を感じるという人に対して、カールソン氏は次のように語る。
「私はいつも獄中で27年間過ごしたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏の例を挙げる」
「釈放されたマンデラ氏がテレビで姿を見せ、話をしたときの様子を私たちは皆、知っている。マンデラ氏は、社会的能力や他者への共感力を一切失っていなかった」
一方、タッチ・リサーチ研究所のフィールド氏は、一人暮らしの人は自分の体を触ったり刺激を与えたりするだけでも効果はあるとアドバイスする。
「自分の脚をマッサージしたり、シャワーを浴びて自分の体を洗ったり、床に座ったり、ストレッチをしたり、床の上を歩いて足の圧覚を刺激したりするのでもいい」とし、「でも、誰かにやってもらえるなら、もっと効果がある。特に身近な人であれば、なおさらだ」と付け加えた。
■息をする生き物
前出のハワードさんは、友人が行っている自宅コンサートをソーシャルメディアで宣伝することで人との触れ合いを保っている。日々の生活ではまた、飼っている猫2匹にも頼りっぱなしだ。
「(人との交流と)同じではないが、1匹は私の腕のすぐ下で眠るので、息をする生き物に10時間はくっついて過ごしている」と話す。
「もう1匹は、私の膝や胸の上で寝ている。だから、生き物とは確実に触れ合っている」 (c)AFP/Bob Chiarito