【4月7日 CNS】中国・国務院は5日の記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大についての「中国は医療用物資の輸出を制限しているのか」「すでにどれだけ輸出したか」「マスクなどの製品の品質をどのように保証するのか」との質問に対し、以下のように答えた。

■輸出は制限せず、マスク輸出は38億枚超に

 商務部対外貿易司の江帆(Jiang Fan)一級巡視員は、中国の古いことわざ「滴水之恩、当涌泉相報(訳:困った時に助けてもらったことは决して忘れずに恩を返す)」を用い、「中国は感染拡大が始まった当初、多くの国から支援の手を差し伸べていただいたことを決して忘れない」と語った。

 さらに「中国の状況が改善に向かう一方で、海外での感染がまん延する中、関係国にできる範囲の支援をすることで恩に報いたい。中国は医療物資の輸出を制限したことはなかったし、これからも制限はあり得ない」と述べた。

 データによると、中国の医療物資の輸出は増えている。税関総署総合業務司の金海(Jin Hai)司長によると、3月1日から4月4日までの間に、中国から輸出された感染対策物資は102億元(約1570億円)相当に達した。内訳はマスク約38億6000枚の77億2000万元(約1190億円)相当、防護服3752万着の9億1000万元(約140億円)相当、赤外線体温測定器241万個の3億3000万元(約51億円)相当などとなっている。

■マスクの品質をどのように保証するか

 一部の国から中国製のマスクなどの医療物資に品質問題が出ていることについて、江巡視員は「メディアの報道は事実関係の全てを客観的に反映していない。あるメディアは中国製品の品質が悪かったとしているが、実際は複数の要因による。中国からオランダに輸出した非医療用マスクが、現地の病院に配られたことなどがよい例」と語っている。

 また、「医療物資の品質の安全は直接、人の命に関わるため、この特殊な時期においてはとりわけ厳しい措置を講じ、品質を管理し、輸出の規範化に努めなければならない」としている。(c)CNS/JCM/AFPBB News