【4月7日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)らスター選手が、オンラインゲームで対戦するかもしれない。中止になったマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2020)の主催者が6日、今月下旬にビデオゲーム大会を開催すると発表した。

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 プロテニス選手がビデオゲームの「テニス・ワールドツアー(Tennis World Tour)」で競う今回のイベントは、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に陥っている選手や人々への支援金を集める目的で行われる。

 イベントの日程は4月27日から30日までの4日間で、「主催者は参加者のリストを近日中に発表する」ことになっている。

 男女の優勝者は、賞金15万ユーロ(約1800万円)のうち「現在、経済的に苦しんでいるテニス選手」に寄付する金額を決める。さらに、追加の5万ユーロ(約590万円)が、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)対策に寄付される」という。

 ゲームでは男女別のドローでそれぞれ16人が参加し、四つのグループに分かれて対戦する。また、資金額を増やすために、選手と「コンテンツクリエーター」による「エキシビションマッチ」も組まれることになっている。(c)AFP