【4月7日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は6日、新型コロナウイルスの影響で3月13日にリーグ戦が中断してから初めてトレーニングを行ったが、選手たちは少人数のグループに分かれ、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の措置を守った。

 これまではオンラインでトレーニングを行っていたバイエルンだが、この日はマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)やロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)、トーマス・ミュラー(Thomas Muller)ら選手が、他のチームメートと最低1.5メートルの距離を取りながら共に練習した。

 バイエルンでキャプテンを務めるノイアーは、「小集団での練習は変な感じだったが、仲間と再会できうれしかった」とコメントした。

 接触を制限するため時間差で練習施設に到着した21人の選手たちは、あいさつのハグや握手を一切行うことなく、五つのグループに分かれ、それぞれの上限人数は5人となった。

 選手たちは、最新鋭の練習施設ゼーベナーシュトラーセ(Saebener Strasse centre)の控室で着替える際も4メートルの距離を取り続けた。またピッチ上では、他の選手との距離を保ち続けることを心がけ、競り合いやタックルの場面はなかった。

 そしてトレーニングが終わると、選手は家でシャワーを浴びるために練習施設を後にし、弁当箱に入った状態で支給されるクラブからの食事を取った。

 普段は数百人のサポーターがバイエルンの練習を見学しているが、チームは練習施設に足を運ばないよう求めていた。(c)AFP