【4月6日 AFP】(更新、写真追加)安倍晋三(Shinzo Abe)首相は6日、新型コロナウイルスの感染が東京をはじめ各地で急拡大していることを受け、緊急事態宣言を発令する意向を示すとともに、事業規模108兆円の緊急経済対策を提案した。

 安倍首相は報道陣に対し、「諮問委員会からの意見を伺った上で、あすにも緊急事態宣言を発出したい」と語った。

「東京や大阪など都市部を中心に感染者が急増している」と述べた首相は、「医療現場ではすでに危機的な状況となっていることを踏まえ、政府として緊急事態宣言の準備をすべしとの意見をいただいた」と説明した。

 また同首相は、経済への影響を和らげるため、政府が事業規模108兆円の緊急経済対策を実施する方針も明らかにした。

 首相によると、緊急事態宣言の対象は東京や大阪など7都府県。ただ同宣言は、世界各地で見られる厳格なロックダウン(都市封鎖)に比べると、はるかに緩やかなものとなる。(c)AFP