【4月6日 AFP】世界保健機関(WHO)と国連児童基金(UNICEF)による最新の調査で明らかになった、自宅にせっけんと水がある人の国別の割合(%)について、AFPが図解でまとめた。(出典:WHO-UNICEF JMP)

動画:「正しい手の洗い方」(出典:WHO)

 医療専門家たちは、新型コロナウイルスの流行当初から「手を洗おう」と明確にメッセージを出していた。著名人や政治家らは、正しい手の洗い方を実演し、店舗では手の消毒液が飛ぶように売れた。

 しかし、WHOとUNICEFが2017年に行った調査では、自宅に手を洗うための設備がある人は、調査した77か国のうち42か国で全人口の半数未満だった。

 長年アラビア半島(Arabian Peninsula)の最貧国で、多くの人が清潔な水やせっけんさえ手に入らないと懸念されているイエメンの赤十字国際委員会(ICRC)代表部は「頻繁な手洗いは、コロナウイルス感染予防の最も効果的な方法だが、安全な水を手に入れることができないイエメン国民の半数以上はどうすればいいのか」と述べた。(c)AFP