【4月6日 Xinhua News】国際大学スポーツ連盟(FISU)はこのほど、2020東京五輪の開催時期変更を支持すると表明し、第31回ユニバーシアード夏季大会は、当初の予定から2日遅らせるものの2021年8月に中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で実施すると発表した。

 FISUはウェブサイトで、同大会の開催期間は当初2021年8月16~27日だったが、「地元のイベント主催者からの求めを受けて」同年8月18~29日に変更すると明らかにした。

 オレグ・マティツィンFISU会長は「2021年は非常に高いレベルのスポーツイベントがひしめく偉大な夏を迎えるだろう」「多くのオリンピアンはユニバーシアードにも出場する。彼らはアジアで同じ時期に行われる二つの大きなスポーツ競技会に向けて準備をする機会を得た」と述べた。

 マティツィン氏はまた「われわれは大学スポーツへの支援を続けている中国の友人や同僚たちに深く感謝している。彼らが準備を進めている大会はひときわ素晴らしいユニバーシアードになるだろう」と語った。

 FISUは、同大会の開催時期をおおむね当初の予定通りとしたことによって、学生アスリートに出場資格の問題が生じる恐れがなく、また各国の大学スポーツ連盟はすでにあるユニバーシアード関連の業務・財務計画をそのまま実行できるとしている。

 同大会は、150を超える国と地域から学生アスリートと役員合わせて1万人余りが参加し、11日間の大会期間中にオプション競技のボート、射撃、武術の3競技を含む18競技269種目が行われる。(c)Xinhua News/AFPBB News