【4月6日 Xinhua News】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)が、新型コロナウイルス感染症と闘うガーナの取り組みを支援するため、同国保健省に対し超現代的ビデオ会議用設備2基を寄贈した。同社の現地法人ファーウェイ・ガーナが3日、明らかにした。

 ファーウェイ・ガーナで最高経営責任者を務める周偉(Zhou Wei)氏は、「この重大な時期、ソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)が重要であることから、この設備がガーナの保健当局者らのコミュニケーションが円滑化する一助になることを願う」と述べた。

 新型肺炎の患者増加を受け、ガーナでは先月30日から首都アクラやクマシなどの主要都市で封鎖措置が取られている。

 王世廷(Wang Shiting)駐ガーナ中国大使は、この設備によって、ガーナの保健当局者や医療従事者らが、中国側の相手や他国の専門家らと連絡を取り合うことも容易になると述べ、中国は新型肺炎の感染拡大に対するガーナの取り組みを支援するため最善を尽くすと付け足した。

 ガーナのクワク・アジマン・メーヌ保健相は、寄贈に謝意を表し、中国の貴重な経験はガーナの新型肺炎対策に光明を投じている、感染拡大を食い止めるため引き続き努力すると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News