【4月6日 Xinhua News】中国はこのほど、証券会社や資産運用会社に対する外資規制を撤廃した。金融業界の門戸をさらに広げる措置だ。

 これにより、外国企業は中国本土での完全子会社設立が可能になり、中国市場の開拓がより容易となるほか、中国の投資家に提供される金融商品・サービスの幅が広がる。

 証券会社に対する外資規制の撤廃は今年12月に予定されていたが、中国証券監督管理委員会(CSRC)は先月、実施の前倒しを発表していた。

 外国金融機関各社はこれに素早く反応。モルガン・スタンレーは先月27日、同社が出資する中国の合弁企業摩根士丹利華鑫証券の保有株式を49%から51%に引き上げることでCSRCから認可を得たと発表。

 同日にはゴールドマン・サックスも、同社が出資する中国の合弁企業高盛高華証券の保有株式を33%から51%に引き上げる認可を得たと発表した。 

 これにより、外国企業が経営権を握る合弁証券会社は計5社となった。残る3社は野村東方国際証券、JPモルガン証券(中国)、UBS証券。(c)Xinhua News/AFPBB News