【4月5日 AFP】ロシアの首都モスクワ郊外の5階建て集合住宅で4日、ガス爆発が発生し、2人が死亡、6人が負傷した。救助隊による生存者の捜索活動が続けられている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために外出禁止令が出る中、モスクワ郊外のオレホボズエボ(Orekhovo-Zuyevo)市で爆発が発生した。非常事態省によると、れんが造りのビルの中央部分が爆発で崩壊し、2人が死亡、6人が負傷したという。

 同市のゲンナジー・パーニン(Gennady Panin)市長は、がれきの中から6人を救出したと発表。その中の3人とみられる負傷者が集中治療を受けていると報告した。

 計10戸が破壊された恐れがあり、当局は居住者数の把握に努めている。非常事態省モスクワ地域支局のトップはテレビを通じて、さらに2人ががれきの下敷きになっている可能性があり、救助隊が捜索していると述べた。

 連邦捜査委員会(Investigative Committee)によると、ガス爆発はビルの3階で発生したという。ガス漏れやガス機器の損傷などを念頭に、爆発原因の調査が行われている。(c)AFP