【4月10日 CNS】中国の国家新聞出版広電総局は3月31日、湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)の馬欄山(Malanshan)動画文化クリエーティブ産業パークに、5Gハイテク重点実験室を設置した。放送分野において、国家広電総局が承認した国内唯一の国家レベルの5G研究施設となる。

 中国科学院会員で瀟湘ビッグデータ研究院の龔新高(Gong Xingao)院長は「湖南省の豊富な映像・通信技術を生かし、最新の5G映像技術の開発・産業化を進めることが目的だ。5G技術の先進地域となり、放送分野における5Gの産業チェーンを構築していきたい」と話す。

 中国工程院会員で北京大学(Peking University)教授の高文(Gao Wen)氏は「5Gと超高画質のUHDは、分離できない兄弟のように密接に関連する分野だ。5Gは大容量通信とハイテクプラットフォームを提供している。UHDは従来のコンテンツと新しいビデオアプリを取り込み、5Gにより多くの価値を与える」と意義を語り、この実験室が中国の5G技術と超高画質映像の分野で確実に成果を上げるとみている。 (c)CNS/JCM/AFPBB News