【4月7日 CNS】中国・江蘇省(Jiangsu)揚州市(Yanzhou)は、桜の花見シーズンを迎えた。揚州市の鑑真路(Jianzhen Road)に植えてある1000本以上の桜が満開となり、ピンクと白の花びらが雪のように舞っている。

 揚州市は、唐の高僧で奈良時代の日本に渡来した鑑真和上の出身地。鑑真路は2010年、鑑真和上坐像が日本の東大寺から故郷に戻ってきたことを記念して開通した。道路沿いの2キロにわたり地元市民や日本の友好団体から寄贈された1000本以上の桜が植えられ、地元では「桜通り」とも呼ばれている。

 鑑真路の桜通り以外に、揚州市には痩西湖(Shouxihu)に「桜の谷」があり、多様な品種の桜が1500本以上植えられている。地元の観光管理所の金川(Jin Chuan)主任は「痩西湖の桜は曲がりくねった道に沿って植えられ、桜の谷に入り込んだように感じるので『桜の谷』と名付けられました」と説明する。痩西湖の花見シーズンは4月20日頃まで続くという。(c)CNS/JCM/AFPBB News