【4月5日 Xinhua News】中国・武漢市(Wuhan)の都市部ではここ数日、1日当たりの最大需要電力が増加を続けている。1日午後の時点で、同市の送電網の日次最大負荷は561万9千キロワットまで上昇し、前の週と比べ3割増加した。自動車製造、電子情報通信、医薬製造など基幹産業の電力需要が急速に高まっている。

 同市の送電網は華中地区最大の都市送電網だが、新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、今年の春節(旧正月、Lunar New Year)後の負荷は昨年の同じ時期と比べて4割近く減少していた。このところ、同市の公共交通機関が徐々に通常運行を再開し、企業も営業や生産を再開したことから、都市部の最大需要電力も上昇してきた。

 データによると、重点観測対象の工業企業2057社、非工業企業1997社のうち、武漢市の三大基幹産業(光電子・情報、自動車製造、バイオメディカル)の「合閘率(電源がオンになっている割合)」が上位にランクインし、石油製造や金融業の「合閘率」も高くなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News