【4月4日 AFP】全米ゴルフ協会(USGA)は3日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、同国ヒューストン(Houston)のチャンピオンズGC(Champions Golf Club)で6月4日から7日に予定されていた全米女子オープン(US Women's Open Championship 2020)について、日程を12月10日から13日に延期すると発表した。

 USGAのマイク・デービス(Mike Davis)最高経営責任者(CEO)はコメント文を発表し、「USGAは2020年内の全米女子オープン開催に全力を注ぎ続ける」「大会関係者の安全確保が第一であることに変わりない一方で、今年中に世界最高の選手が競う機会を提供する」と述べた。

 今季の米女子ツアーは2月からタイ、シンガポール、中国、そして米国での数試合が中止、または延期になるなど中断に追い込まれており、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を被ったメジャー大会はこれで三つ目となった。

 今週末に米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)で開催される予定だったANAインスピレーション(ANA Inspiration 2020)は9月に延期。フランスで行われるエビアン選手権(The Evian Championship 2020)も、7月23日から26日までの当初の日程が8月6日から9日に変更された。

 一方、男子の米ツアーもスケジュールが大混乱に陥っており、第84回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2020)と第102回全米プロゴルフ選手権(2020 PGA Championship)の延期が決まったほか、6月にニューヨークで開催される第120回全米オープン選手権(2020 US Open Championship)と7月の第149回全英オープン(The 149th Open Championship)の行方も不透明なものとなっている。(c)AFP