【4月3日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は2日、世界中でいつサッカーが再開されるか「誰にも分からない」ことに加え、再開したときサッカーは「別ものになるだろう」との認識を示した。

 パラグアイで開かれた南米サッカー連盟(CONMEBOL)の総会にビデオリンク方式で臨んだインファンティーノ会長は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて、今回だけはサッカーも「最も重要なこと」ではないと出席者に訴えた。

「サッカーが明日にでもできることを皆願っているが、残念ながらそれは不可能であり、以前のようにプレーできるのはいつか、今は世界中の誰にも分からない」「この世界もサッカー界も、通常に戻るときは違うものになるだろう。われわれはサッカーが生き残り、もう一度繁栄していけるようにしなければならない」

 インファンティーノ会長はメッセージの中で、「被害に遭っている人々や支援をしている人々を尊重する時期である」「初めて、サッカーが最も重要なことではなくなっている! 健康が第一であり、この疾患が無に帰すまで、それを維持していかなければならない」と強調した。(c)AFP