最も愚かな米国人選ぶ世論調査、パーティー続きの学生とトランプ氏が白熱の首位争い
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【4月2日 AFP】米メディアコンサルタントが近年最も愚かな米国人を決める世論調査を実施し、新型コロナウイルスに関する警告を無視してフロリダ州のビーチでパーティーざんまいを繰り広げた学生らが、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と白熱の首位争いを演じた。
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多くの米国民が感染リスクを抑えるため、他人と一定の距離を保つ「ソーシャルディスタンス(社会的距離)」を順守する一方で、フロリダ州のマイアミビーチ(Miami Beach)では浜辺やナイトクラブに春休み中の学生らが多く押し寄せていると先月報じられ、困惑や怒りの声が上がっていた。
パーティーを続ける学生についてはトランプ大統領も非難していたが、検査実施の遅れなどもあって、当のトランプ氏も新型コロナへの対応について批判されており、さらにイースター(Easter、復活祭)までに経済活動を再開させるという公約も早々と撤回している。
米民間調査会社オピニオン・リサーチ(Opinion Research Corporation)はこの度、2007年を最後に実施されていなかった「最も愚かな人」調査を今年のエープリルフールに合わせて再開。結果は、学生とトランプ氏双方にとって情け容赦ないものとなった。
3月25~27日に行われた無作為の電話調査では米国民1000人超が回答に応じ、過去1年間で最も愚かな行動を取った人物はトランプ氏だと答えた人は51%、マイアミの集団だと答えた人は50%だった。
調査を企画したジェフ・バージ(Jeff Barge)氏は結果について、統計的に誤差の範囲内の大接戦だとした一方、調査自体は「ただの冗談」だとコメントしている。(c)AFP